018印象派であること
絵画の世界において、19世紀中頃までの伝統的かつ写実主義的で、アカデミックな絵画に反発して生まれたのが印象派だと言われている。
印象派の画家は、伝統的な厳格なルールを突き破り、自らの感覚で自由な表現を追求した。
印象派の絵の特徴を端的にまとめると以下の通りだ。
- 色を混ぜず、色を並べて視覚混合を行う。
- 遠くから見ると明るく、鮮やかに見える。
- 影を描くのに黒を使わず、紫や青といった補色使う。
色という個性を混ぜ合わせ、平均化させるのではなく、一枚の絵画となった時に各々の色が個性として輝きを放ち、秀逸な作品となるのが印象派である。
それぞれの色がそれぞれの良さを持ち、その良さを追求するするからこそ、群となった時に多様性としての強みを与えるのだ。
仮に個々人が空気を読み、他人の色に合わせてしまえば、絵画は濁り、鮮明性は失われ、つまらないものになってしまうだろう。
個が集まって群れとなるのが社会なのだから、最も社会に貢献する方法は、自分自身が誰よりも強く、鮮やかな「個」であることだ。 究極的な個人主義は、しかしそうであるからこそ多様性を生み、群として発展を続けていける。
私が私のために好きなことを突き詰め、強いこだわりを持ち、幸福を目指すこと。
それが結果として、社会という絵画に「私」という色を足すこととなり、多様性という強さを与えるのだ。